ナニゴト

何者でもない何者かによる戯言=ナニゴト。

この状況、ナニゴト?

はじめましてこんにちは!

 

誰に向ける訳でもなければ、世界中に轟かす事も出来ない言葉を持つ、世間一般なただの人、ユキミツです。

 

物心ついた頃から、ずっと「特別な何か」を持っている人が羨ましくて仕方ありませんでした。

その気持ちが顕著に現れたのは、高校1年生の時まださほどメジャーではなかったASIAN KUNG -FU GENERATIONのライブに行ったとき。

地元のとても小さいキャパのライブハウスだったのですが、そこに集まった数百人の人の中に、アジカンの敵は誰一人いない訳です。

 

アジカンが好きで好きで仕方のない人しかお金を出してライブには来ない訳ですからね。

 

自分たちの生み出した曲が誰かの胸に届いて、その歌を聴きに皆が集まって、そこで演奏できる。

 

才能を「持ってる人」がなんて素敵なんだろう、と心の底から羨ましくなったんですね。

もちろんアジカンの面々も物凄い努力をしてデビューしてる訳です。元サラリーマンだった人たちですし。

 

私はカラオケが好きなくらいで人を惹きつけるような魅力を持つ歌を歌える訳でも、女優になれるような容貌も持ち合わせていません。

日々の小さな幸せに感謝しながら、ささやかでこじんまりとした人生を送るというイメージしか、自分の人生には似合わないものでした。

そう思い込んで自分の可能性(0かもしれませんがw)に蓋をして生きていました。

 

ささやかでこじんまりとした人生は、とても幸せな事なんです。

私には最高の理解者である夫が居ますし、夫の親戚は皆優しく、兄弟仲は最高。

生まれてからずっと、母親には虐待まがいの躾をされ、父親は借金を作るのが趣味と言った人生だたったもので、今私が手にしている「人並みの幸せ」に枯渇していました。

私は、私がほしかった幸せを、今手にしているんです。

 

それなのに何故かまだ足りない、と感じてしまうのです。

人間が贅沢なのか、私がどこまでも強欲なのか。

 

実際には歌手には歌手なりの、俳優には俳優なりの苦労や大変さはあるのでしょうが、何故か私はそこでキラキラと輝いている人たちがずっと羨ましくて仕方ないのです。

 

私は俳優の吉沢亮さんが頭から爪先まで大好きなのですが、彼を見るたびいつも

「私は一生追いかける側の人間なんだろうなあ」「吉沢亮さんが追いかけたくなる人間ってどんな人なんだろうなあ」「少なくとも私のような人間ではないよなあ」

なんて思ってしまいますw

 

私ももう来年30になる齢でして、ガチ恋とかそんなんではないんですよ?多分。夫もいますしおすし。

 

本当に追いかけられる側に行きたいのであれば、もっと努力して生きる術があったはずなのですから。

それをしないでここまで生きてきたのは自分なんです。だから何者でもない自分がここにいるのは自業自得な訳です。

 

それなのに、欲しかった幸せが手に入っているのに、自分の人生に何故か焦りを感じてやまないのは、私がきっと何者でもないからなんです。

吉沢亮=俳優、と言った認知度は、芸能人であったりメディアに露出する人だからこそ貰える称号である事も頭では理解しているつもりです。

 

その称号を得る為に、一般人が分かりかねるような血の滲むような努力をしている事も、その人気を維持させる為に酷く神経を使う事も、一般人のように気楽に生きる事が出来なくなってしまう事も

 

わかっているつもりなのです。

 

しかしきっとそれは「つもり」でしかないのでしょう。

私は本当はずっと「そうなりたかった」のだと思います。

そして「そうなれなかった」自分に絶望しているのだと思います。

 

30歳という世間一般でいう節目の年を目前にしてきっと焦っているのだと思います。

もう人が知るような誰かにはなれないだろう、という人生への絶望と、それを抱き抱えて生きていったとしても、私が今置かれた状況的には「一般的に幸せ」なのだという甘えと。

 

何に焦っているのか、何に追われているのか。

 

わかっているようでわかっていない、まだまだ未熟なのに年ばかり取っていく。

何かに挑戦するには年齢は関係ないのに、それでも挑戦せずにビビっている。だから何者にもなれない。

 

ここはそんな何者かになる為に必要な行動をせず、ぬるま湯に浸かって生きてきたのに、今でも「誰かに私の言葉が届けば良い」と願ってやまないヘタレオタクの戯言がツラツラ並んでいるブログです。

 

きっと私のような人間は他にもたくさんいるのではないでしょうか。

羨ましいと思いながらも努力をせずにただ生きてきた、そんな人。

 

ほんの少しでしかありませんが、私は動いて見ることにします。

こうして文章を書き綴ることで、もし少しでも有名になれたら…

 

「ユキミツってー、30歳目前に始めたブログで有名になったらしいよwあのオバハンでも有名になれるなら幾つでも遅くないかw」

そんな風に勇気を持って貰える人もいるかもしれないなあ、と。

 

結局、私はどんな形であれ、誰かの心を「動かす側」の人間になりたいのです。

 

そんな強欲極まりない私欲だらけの人間の戯言が、いつか誰かに届いて「この人が書く文章ってなんか面白いよね」なんて思ってもらえると良いな、と。

だから気軽にコメントもらえると嬉しいです。

 

よろしくお願いしまーす!